Life Lessons

感謝するのがうまくなる方法。

小さい時、人から親切を受けた際に、親から「あんたのことを思ってやって(or 言って)くれたのよ。ちゃんと感謝しなさいよ」と言われたことはないだろうか。

でも、感謝しろと言われたからと言って簡単にそうできるか、というと、意外に難しかったりする。

特に経験値が浅いと、人の行動の裏付けとなっている「想い」に気づくのが難しいからだ。

「ありがとう」という言葉で表現するだけでなく、その言葉や行動に、きちんと感謝の想いを添えることができているか。

それができるようになると、人から物ごとを本当の意味で受け取れるようになる。

感謝というのは自然に湧き起ってくるものだという印象があるが、実は意図的に訓練できる。

感謝が沸き起こる自然のプロセスについて、まずは、韓国の兵役の話からしてみよう。

 

よく、「親のありがたみは軍隊に行くと分かる」とか「軍隊に行って初めて大人になる」などと言われる兵役。

通常、20歳~23歳くらいのうちに兵役を済ますのが一般的らしいが、そのくらいならまだまだはっきり言って子供である。

その子供たちが急に過酷な状況の中に放り込まれ、苦しい訓練に耐え忍ばないといけないのだ。

最初の4~6週間は、基礎といっても結構過酷なトレーニング。

その中には精神性を鍛えるため、罵倒され、怒鳴られることも、もちろん含む。

高いところから飛び降りる訓練の映像を見た事があるという人も多いと思うが、落ちていくときに、教官から、「一番言いたい事を叫べ!」と言われ、そこで多くの兵士たちは「オンマ~(母ちゃん)!!!」と叫ぶそうだ。

なぜそうするかと言うと、やっぱり「お母さんには一番感謝しているから」。

さすが儒教の国だけあって、親を敬う気持ちがすごいし、韓国の男性は純真だなあ、と思っていたら、「日本人だって同じ状況だったら皆そうなるよ」と知り合いの韓国人が言う。

確かにそうかもしれない。

これを助長するのは、教官達から、お母さんたちの想いの強さについて、よく聞かされる、という事もあるようだ。

苦しくて死んでしまいたい、と思ったとしても、そんな状況の中「今、お母さんたちが君たちの無事を毎日どれだけ祈り続けていることか」、というような事を聞くと、やっぱり母の偉大さを感じずにはいられないのだろう。

そうやって、今までの事を回想しているうちに、自分がどれだけ愛されてきたか、そしてその有難さに気づく。

さらに彼らのおかれる環境も一役かっている。

月並みだが、「ありがたい」とは「有る事が難しい」と書くわけで、お母さんが当たり前にしてくれていた全ての事が、実は当たり前ではなかった、と離れてみて初めてその価値に気づくわけだ。

こうやって、親の話を考えると、大体の人は、愛は尽くすだけでなく、相手から受け取る事でもある、ということに気づかされる。

感謝する技術

これが、実は感謝できるようになるプロセス>なのである。

つまり、相手の行動の意図や、そこにどんな思いが隠されているかを想像力をフルに使って感じ取ってみる、想像してみる、という事。

そして第二に、その価値に気づく事。

この2つを対人関係で常に習慣づけていくと、相手が母であろうが友人であろうが、人は愛を受け取り、物事に感謝することが格段にうまくなる。

そして、人から多くを受け取れる人と成長していく事となる。

前回の記事に登場した、靴下で愛されている事に気づけた男性は、自分の価値観だけで生きていたため、奥様の愛を理解できていなかった。

自分の思う通りの愛情表現をしてもらわなければ、そもそも、その愛に気づけない、というのは本当によくある事だ。

セッションを受けにくる方達が、自分を大事にすることを覚え、いろんな面で整っていくと、「親をゆるせるようになった」とか「愛されていることを感じる事ができるようになった」などと打ち明けてくれる。

これは、ひとりふたりの話ではなく、本当によくあることだが、彼らがそれをできるようになるのは、まさに親に感謝し始めるから起こる事。

自分を大事にし始めると、自己肯定感が増してくる。

自分の存在にOKを出す、という事は、まさにその命をこの世に落としてくれた親に感謝することに直結しているのだ。

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コメント

    • がび
    • 2017年 9月 03日

    辛口恋愛カウンセラーのともこさん!はじめまして。

    blogとても興味深く、一気に読ませていただきました。

    私のお話しをさせていただくと。。
    このblogに来たきっかけは、最近出会った男性とのことで自分の気持ちをまとめたいと思っていろいろ検索したからです。

    子どもの頃の家庭環境の不和が引き金か、自分の価値を認められず、親も含め人付き合いが下手で、いろいろ悩んんだり考える振りをしつつも、結局のところ何も責任をとらずに逃げてきました。。

    が、40代になり適度に人から期待されなくなったから肩の力が抜けたのと、さすがに分別もついたこともあり、好き勝手に振舞ってもまあまあ許されたりして^^;自分の気持ちや周りの気持ちを尊重できそうな感じにもなってきたのです。

    そこで、冒頭の男性が登場しました。

    彼は、夢かな?ってくらいに私が欲しかったことをしてくれます。
    でもあまりに完璧な受け応えや行動だからか、まだ私の中に残ってる臆病で卑屈な面が反応します。

    彼はそれも理解して急がず私のペースを尊重してくれますが、幸せすぎと感じる反面、不安と、疑うことへの申し訳ない気持ちとで苦しくなります。。

    優しい言葉や行動は素直に嬉しいのですが、私を好きだと言ってくれたときに、その言葉が胸に刺さらず素直に信じられなかったのです。。

    その理由は私が勇気を持って確かめないといけないのですが、ともこさんにアドバイスをいただけたら嬉しいです。

      • tomoko-ism
      • 2017年 9月 04日

      がびさん

      コメントありがとうございます。
      お相手の話を詳しく聞いていませんので、頂いた内容からのみの推測になりますが、お相手が自分に好意を持ってくれる気持ちを聞いても、胸に響かないのは、自分側にその受け入れる態勢がない、という事が大きいかな、と思います。

      http://tomoko-ism.info/?p=20

      ↑この記事をご参照ください。

      「自分が自分を受け入れていない」、「好きではない」、「ダメな人間だと思っている」、または「愛される価値があるとは信じられない」、などなど、自分に対してネガティブな気持ちを抱いていると、なかなか相手から自分に対する気持ちをリアルに感じるのが難しくなります。

      中には、自分を好きだという相手がいたらその相手を気持ち悪く感じてしまう、という人も実際にいました。

      でも、40代になって気持ちが楽になってきているということですので、既に変わり始めているところですね^^
      また、自分の事を色々悩んでいるフリをしながらも結局は責任をとってこなかったせいだ、という下りの部分を読んでとても自分をうまく観察できていて、素晴らしいと思いました。

      自分に愛が少しもなければ(40代になる前だったら)そこまで自分を見る事もしなかったと思います。

      まずは、自分側を整えて、軸をたて、恋愛に対する受け入れ態勢、器を作っていけば、きっと幸せになれる方だと思いますので、ぜひ先延ばしにしてきた課題に、取り組んでみてくださいね!

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