Love and Partnership

自己犠牲と、愛を受け取る技術について。

昔、ある男性が話してくれた話がある。

彼はクリスチャンで信仰心のあつい人。

親だったか、教会の神父様だったかの紹介で、ある女性と結婚したのだが、当時はまだ男女の愛を軽視していたそうで、彼女が一生懸命彼のためにすることを煙たく思っていた。

人のためになることと、信仰を広げていくことこそが高等な事で、男女間での思いやりはそれよりもずっと低い行いだと思っていたに違いない。

ところが結婚して何回目かの誕生日に、彼女からの愛を突然受け取る事こととなる事件が起きた。

誕生日を祝うということ自体、彼には関心がないのに、その年もまた奥様から用意された贈り物。

包みを開けると、そこには靴下が入っていた。

靴下なんかをわざわざ贈り物にする意味も分からないし、あまりに意外だったので、少し考えてしまったそうだ。

奥様が靴下を買いに行った時のことを想像し、そして、いきなり彼は気づいた。

プレゼントにお金をかけるのなら、そのお金で人に出来ることや教会のことを優先したい、と常日頃思っている彼の気持ちを考え、奥様がたどり着いた答え。

彼の生まれてきた日を祝ってあげたい、でも彼の心の負担になるものを買っても意味がない。

ならば、靴下、という安価で絶対に必要なものなら、彼も心地よく受け取りやすいのではないか。

彼は、そういう奥様の気持ちに気づいたのだ。

彼は、その時のことを振り返り、大げさでもなく、雷に打たれたような衝撃を受けた、と話してくれた。

涙が止まらなくなり、彼がどれだけ妻から愛されているか、思い知ったそうだ。

そして、そういう彼女をちゃんと見てこなかった事、愛を今まで受け取ってこなかった事を後悔したそうだ。

自分の愛をやっと受け取ってもらった奥様は、どれだけ嬉しかったことだろう。ビバ!

その日を境に、彼らは本当の意味で愛し合える夫婦になった、という話。


この話が教えてくれることは、実は自分だって相手から愛されている、という事実を受け取る大切さである。

あなたが自己犠牲を払って人のためになる事が大事だと思っていた彼が、愛は双方のやり取りで行きかうものだと気づいたのだ。

相手を大事にしたいと思っているのなら、相手だってあなたの事をそのように扱いたいと思うほど愛しているかもしれない。

ただ、国民性なのかな・・・日本人て、結構愛されベタが多い気がするのは私だけだろうか。

愛されることよりも愛する事の方が高等な事だ、という人がいる。

ある意味それはそうだし、愛されようと努力するよりも愛そうと努力するほうがきっと自分を成長させてくれるのは間違いない。

 

ただ、相手の好意を受け取る、愛されている事をちゃんと認識する、ということは、逆に言うと相手にあなたを愛する機会を与える、という事でもある。

言いかえると、相手に尽くすのに、自分は受け取らない人は、相手の愛の表現の場を奪っている、とも言えるのだ。

自己犠牲が美徳だという考え方はまだまだ一般的かもしれない。

でも、愛が大きい人は、与えるのも、受け取るのも上手なのである

「受け取る」という作業を通して、自分という存在も、大事にする対象に含ませること。

これができなければ、愛を理解しているとは言えないのだ。

ただ「受け取る」ということの尊さ

 

人からの親切や愛を、まずは、ただ受け取ること。

そのプロセスを通して、自分を大切にすること。

「自分が相手に何かしてあげること」と「相手からのそれを受け取ること」は同等に大事なことだと理解すること。

 

礼儀正しくあろうとすると、そういう大事な事よりも、まずはいかに借りを返そうか、ということにどうしても目がいってしまうが、受け取る技術を上げるには、まず、深い感謝ができる人になることが大事なのだ。

感謝とは、ただ「ありがとう」と言葉で言えばいい、という話ではない。

では、いったい深い感謝、とはどうすればできるようになるのだろうか、という話を次回は書いてみようと思う。

【⑥辛口恋愛談義】出逢い運を上げたければ勝手に〇〇しないこと。前のページ

感謝するのがうまくなる方法。次のページ

関連記事

  1. Reviews

    「バチェラー」に学ぶ、選ばれない女とは

    顔よ~し!育ちよ~し!学歴よ~し!能力、性格、共によ~し!そし…

  2. Love and Partnership

    ⑥なぜ彼女ができないのか、と周りから思われる男性

    本来幸せになれるはずの素敵な男性が相手と距離を縮められずに苦労…

  3. Love and Partnership

    ④なぜ彼女ができないのか、と周りから思われる人

    恋愛の醍醐味ってね、不安で眠れなかったり、よくも悪…

  4. 辛口恋愛談義

    【③辛口恋愛談義】見る目のない女はこうして不幸な恋愛をする。

    前回の記事では、見る目のないオンナの恋愛パターンを書かせてもらったが、…

  5. 出会い

    自分にあった婚活スタイル方とは

    恋愛に対していくら前向きでも、出会いがなければ話にならない。…

  6. 出会い

    自分にあった婚活スタイルとは②

    数ある婚活アプリ、サイトもよく見ると次の二つに分けられますね。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

最近の記事

  1. 自分にあった婚活スタイルとは②
  2. 自分にあった婚活スタイル方とは
  3. 木村花さんの件を通して思うこと
  4. 世の中が保留になっても、自分の人生は保留しない
  5. スピリチュアルな観点から見たコロナ騒動の意味

ARCHIVES

  1. Life Lessons

    【人生の設計図ワークショップ。追加日程決定】
  2. Love and Partnership

    人生これから!「私は愛されない」は思い込み
  3. 尊敬する人々

    【#東京大作戦1014】の個人的続き
  4. Love and Partnership

    自己犠牲と、愛を受け取る技術について。
  5. Reviews

    バチェラーに学ぶ、選ばれる女とは
PAGE TOP