人にお願いごとや文句がある時、意図と行動は、次のうち、どちらが効果的か。
①相手をコントロールしようとして伝える
②引き受けてくれるかは相手の自由意思に任せつつ、お願いベースで伝えてみる
どちらが、相手の心を動かし、行動に移してもらえるだろうか。
たとえ、このふたつを同じ言葉で伝えたとしても、ベースに流れる意図が違うと、受け取り手には全く違うように聞こえる。
きっと誰もが経験したことがあるだろう。
また、次のうち、どちらの人から商品を買いたいと思うだろうか。
①本当はあなたに必要ないものを、言葉巧みに、自分の都合で売ろうとする相手
②あなたの必要なものを見極め、自社商品をあえて売らずに、他のものを提案してくれる相手
これも、答えははっきりしているだろう。
例え、その時必要なものがなかったとしても、きっと必要になったときには思い出す。
思いやりを込めて他社の製品を進めてくれたその人のことを。
長期的に見て、どちらの営業マンが注文をとれるようになるかは明白。
大事なのは「意図」と「あり方」。
こういうことは、賢いあなたなら本当はわかっているはずなのに、自分がいざ何かをやらなくてはいけないのに自信がないとき、ついつい間違った方向に目を向けてしまわないだろうか?
世の中にはHow Toものがあふれているし、方法さえわかれば、課題をクリアできると思ってしまいがち。
でも、問題の80%以上は、スキルやテクニックの問題ではない。
スキルよりも、テクニックよりも、断然大事で、尚且つ結果を左右させてしまうもの。
それこそが「あり方」。
何かに自信がなくなって前に進めなくなった時、うまくいかない時は、焦ってテクニックを身に着けようとせずに自分を振り返り、「あり方」をチェックすること。
いつも出発点は、ハート。
頭に主導権を握らせない。
ハートが何を思い、願っているかを実行するためにのみ、頭を使うようにする。
これだけで人生は激減する。
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